証明写真もブス

就活始まったらしい。いい加減にしてほしい。関東と関西では就活のイントネーションが違うんだってさ。

あまたつのイントネーションが関東で、鏡月のイントネーションが関西らしい。
就活って単語を知ったのが大学に入ってからなので僕は鏡月のイントネーションで話している。就活生の多さに悪酔いしそう。
証明写真を撮らなきゃいけないとずっと思っていて、やっと撮ったらめちゃくちゃブスだった。知ってたけど知ってることを突きつけられると落ち込むもんだなあと思う。店主さんがめちゃくちゃ良い人だったけど、十数枚撮った写真の8割で左右の目の大きさの非対称っぷりを発揮してしまった僕は消去法で写真を選ぶしかなかった。
あ、イケメンと美人って得だよなと思った。俺が人事なら美人を積極的に採用するし、新川優愛みたいな人ばっかり採用したい。R1はザコシより新川優愛の笑顔を見ていた。ありがとう美人、ありがとう。
橋本マナミと酒が飲みたいと思ってやまないわけだが、本人がなんやかんやエゴサでここにたどり着いて連絡をくれたら最高なんじゃないかと思う。本当に何もしないからお酒を飲む僕のとなりで、テーブルから落ちそうになったおしぼりを少しどかすくらいのことだけしていて欲しい。最高。
証明写真を撮るとき、意外と注文が入ることに驚いた。もう少し口角をあげて、ニコッと、目を開いて、目力を!とのこと。
要するに俺の普段の顔は、笑顔と目力のない顔だということらしく、そりゃ第一印象が断トツで「怖い」に統一される訳だと納得した。目つきだけジャックナイフなの良くないね。
撮り終わった僕は疲れてHUBに来た訳だけど、開店とほぼ同時に喫煙席に座ったら誰も他に来る人はいなくて、寂しいというよりもはや秘密基地のような感覚だった。でも今二人組の男が来て、プライベートに踏み入られたような感覚になっている。さっきAmerican Idiotが流れていたのでチャラにしてあげるけど、知らんEDMなんかが流れていた日にはきっとHUBが血で染まっていたと思う。僕の吐血で真っ赤になってたと思う。
 
おい男二人組、ちらちらこっちを見るな。ちらちら見て良いのは高校生の初々しい恋愛だけだぞ。友達以上恋人未満の高校生同士だけ。
確かに着慣れていないスーツであからさまに就活生の俺がこんな時間からHUBで酒を飲んでいたら「アホか」と思うのは分かるが、それを忘れたくて俺はここにいるんだからその些細な視線と仕草で俺に現実を投げつけるな。
 
思ったことをちゃんと言わないといけないなと言う話をします。
嫌なことから逃げるために思ったことを話さず、下手に嘘をついていると、嫌なことより更に困った事態に陥ることになるということを最近実感している。
思ったことを言わずに隠した瞬間に負け戦になってしまう。負け戦の大学生活を過ごしてきた。ものすごくたくさん嘘をついてきたし、その分あとでたくさん困ってきた。嘘も方便って言った奴はどこの誰なんだ、一回ビンタさせてくれ。
 
お酒が美味しい季節、桜が咲き始める季節が近いので、僕は是非金麦を飲みつつ雨の日に桜の花びらが雨に打たれて落ちるのを見ながら、ぜったい秒速10センチメートルくらいあるだろと呟きたい。多分踏切の向こうには誰も居なくて、何もない日に歩き出すしかないんだと思う。でも完全に今僕はたかきくんが仕事をやめた直後くらいの生活しか出来ていなくて、それなのに心の距離が近くなることがなかったとメールしてくる人もいない。終わっている。
そうやってずっと1人で、生きてくんだとしたら、せめて葬式では秦基博じゃなく大江千里のRainを流して欲しいと思う。
 
ブスでもなんとか見れる顔にしてくれる自撮り専用アプリ、最高〜!