前言撤回のお知らせ

親友が籍を入れるらしい。同級生が結婚だなんて早いもんだなと思ったけど、別に不思議じゃない年齢に自分もなっているわけだから驚きだ。
いつだったかのどこだったかに書いた「25歳までに結婚」という宣言はここに撤回の旨を記して終わりにさせていただきたい。
なんなら結婚というイベントは僕の一生分のスケジュールから除外していただいても良い。
神父さんの、誓いますか?という言葉に対して、僕は絶対に一瞬躊躇ってしまうと思う。えっ、破ったらどうなりますか?って内心思いながら、はいと答えそう。あんな誘導尋問はこの世で他にないんじゃないだろうか。
とりあえず生ビールで、くらいの感覚でとりあえず誓っとく人も居そうだよね。

籍を入れる友人と新宿で酒を飲んだ。高校からの悪友で、やっぱり飲んでいてもバカな事ばかりしている。言ってしまえば「合法で酒が飲める高校生」みたいなノリで、最終的にはスパークリングワインをこぼされてびしょびしょになりながら〆のラーメンを食べた。
飲んだ店の店員さんがここ数年で見た人の中で群を抜いて美人で、2人してずっとニヤついていたけど歳を聞いたら1つ下の子だったし、俺は23歳に見えるらしい。妥当だがまだ21歳だよ。20代の2年は大きいよきっと。
あと俺の考える23歳はワインまみれになんかならない。

土曜夜の新宿はいつにも増してアダルトなお店への案内が多かった気がした。
「お兄さん!お姉さんと遊んでかない?」
とか
「お兄さん何探してる?ナニ探してない?」
とか言われる。みんな本当に言葉巧みで、もはや友達になりたいくらいの人がたくさんいる。その中で
「覗き見完全1500円!」という看板が目に入り、なんのこっちゃと思い友人と話していたらその店のおじさんが話しかけてきた。
本当に1500円なのかを聞くと、結局その後でその何倍もお金を取られるんだそうだ。グレーゾーンな話をなんとも屈託の無い笑顔で話すおじさんは、とろサーモンの久保田に似ていた。
そのおじさんと上原亜衣のストリップの話とかもした。僕はもう立派におじさんである。
そんなキャッチのおじさんたちは流石新宿に詳しくて、声をかけてくる人全員にオススメのラーメンを聞いていたら、みんながみんな竹虎ですねと言う。
行ってみたら行列が出来ていて、現地人オススメの店は是非入りたかったけど、並ぶ元気の無さに負けて諦めた。また行くね。

自分にキャッチコピーを付けるとか、大学生活にタイトルを付けるとか、その場で考え付くには難しいような質問に周りがほいほいと答えていくのを見て、かっこいいなと思う。
僕は他の人から見てかっこいいのかなとも思うけど、鏡にうつった僕はだいぶくたびれていたので、確かに23歳に見えると言われても反論できないな、むしろ若めに言ってくれてありがとうねと思った。

あ、ついに僕もアイコス買っちゃいました。スーツににおいを付けずに、人事に印象を植え付けていこうね。