2017年という年

大晦日だ。晦日の大(だい)。

小晦日、中晦日に次いで大晦日が来るのであれば、サイズに応じて酒の量は増えている。

酒のせいでぷるぷる震える両手で、何とか恒例の振り返り記事を書いてみようと思います。

ちなみに地元は非常に寒いのでその寒さでも震えている。

 

1月、2月、3月はまだ大学生だった。

「学生はいいよなあ」なんてお決まりのセリフを投げてくる大人がちょっと苦手だったけど、やっぱり学生はいいよなあ。

大雪の中滋賀に行ったり、車で大分まで旅行したり、香川に大人数で合宿したり、福井に後輩を拉致したり。これがまだ1年以内の話だってのがあまりに信じられない。奇跡体験をリアルに感じている。

楽しいことを詰め込みすぎると何が起こるか知っていますか。

答えは「ぶっ倒れる」です。

男7人冬物語卒業旅行をしたとき、岡山とかその辺りの温泉地で僕はぶっ倒れた。

食あたりとか、湯あたりとかあるけど、あれは言うならばエモあたりだと思う。

知らない旅館に駆け込んで、玄関で膝から崩れた。それでも何とかお手洗いまでは向かおうと最後の力を振り絞って、トイレに入って最後に聞いた音は「バン!」という自分が床にたたきつけられた音だった。2分くらい気絶して(この間、ずっとトイレの床に伏せている(汚ぇ))なんとか意識が戻ったと同時に、ものすごい量の汗。

見る見るうちに足元に汗で水たまりが出来て、俺は溶けて死ぬんじゃないか?なんて思った。

楽しいことをたくさん一気に詰め込みすぎるとこうなるので、皆さん気を付けてください。あと倒れるならばトイレのタイルではなく、旅館のロビーの柔らかい床にすべきです。めちゃくちゃ痛いから。

 

4月、僕は社会人になってしまった。こうやって問題児は社会に放たれていく。

お金稼ぐぞ!というよりは、絶対彼女作るぞ!みたいな感覚で社会に出たんだけれど、なんかみんなが言う、社会人は出会いがないっていうのを理解した。マジでない。

僕に彼女が出来たんだって自慢するつもりでいたのに、月火水木金働いて、ダメでも毎日頑張るしかないって苦笑してる。

俺が社会人になって出会ったのは、amazarashiの逃避行を完璧に歌う熟女キャバのキャバ嬢くらいで、キャバ嬢はその曲を聴いて仕事を辞めたらしい。

キャバ嬢は吸っていたタバコの煙をゆっくり吐いて、「じゅんぺくんはそうならないでね」と言った。

俺はもっと誰かとステップアップLOVEしたいんだけど、そんなの関係なく、残念ながらひとりさみしいかみさまになってしまっている。誰か魔法にかけてくれ。

4月はひたすらビジネスマナー研修とか、エクセルの使い方とかを学んで、これでお金をもらっていいんですか・・・?と思いながら会社に行った。あとその間にも一回ぶっ倒れた。これはエクセルのやりすぎだから、セルあたりとでも言うんじゃないかな。

5月、ついに配属部署での仕事を開始して、6月、7月と働いてみて、だんだんと僕には社会人としての自覚と、転職への意欲が生まれた。あれ?俺これやりたかったことじゃないな・・・?って。正直自分の研修の為にどのくらいのお金がかかっていたかも見れてしまう部署にいたのでものっすごく忍びなかったが、ただここで精神的に病んでしまうよりはいいかと思って転職を決めた。

自己実現を優先しすぎた男としてみんなには語り継いでもらえればいいなと思う。

ただ半年しか働いていない状態で転職となるとなかなか転職先もないわけなんだけど、さすがマイナビ、わたしのナビだけあって僕をしっかり導いてくれた。

で、正社員の枠を捨てて契約社員として今、自分のやりたいことにものすごく近い仕事をさせてもらっている。

キャバ嬢の歌った逃避行は、何度も僕の頭の中をめぐって、「終わりが訪れた時、後悔しない僕に出会いたい」の部分だけ切り取って、勝手に応援ソングに認定した。

転職に際していろんな人に相談したんだけど、みんな「そら転職したなるわな」って理解してくれて、思ったより僕は僕のことを理解してくれている人に恵まれているなと思った。案外、人に恵まれているのだけど、こういう時決まって思い出すのは、大学時代俺の手相を見て占い師の言った「女を見る目がない」というセリフだ。まじであの占い結果だけは許さんからな。そのせいで今めちゃくちゃ奥手になってんねんぞ。

 

転職して3か月、約90日が、体感時間ほとんど5分くらいで過ぎた。

光陰矢の如しすぎてびっくりしている。

ただ確実に自分自身は成長していて、ベストキッドみたいな状態になっている。

 

契約社員だから、正社員にならないとマックス5年でバイバイなんだけど、それまでにはちゃんとパッと光って咲けたらいいなと思う。

あと何度同じジントニックを頼めるかなって考えるけど、そろそろちゃんと肝臓の調子を整えないといけない。ただ心残り残さないようにするためにはここでオーダー止めちゃダメだ、止めちゃだめだ。

今の仕事は休日に稼働することが多くて、日曜日の朝も日常なので、やっぱりステップアップLOVEしたいんだけど、今度はそんな暇もなくなってしまった。

仕事は友達、怖くないよと思うけれど、この前ミスしたときは本当に肝が冷えたな。

 

2017年っていうのが、まさかここまでクセの強い1年間になるとは思っていなかった。

俺の毎日を一人のイケメンが観察してくれているんだけど、たぶんそこら辺のバラエティ番組を見るより俺一人のドキュメンタリーを見ている方が酒が進むと思う。

ただ、来年はもう少しちゃんと地に足つけて生きて行きたい。いつまでもふわふわしてらんないので、ちゃんと結婚とか考えて生きてこう。毎月お金を酒に溶かして体に流し込んで、翌朝トイレに流しちゃいけないよ。

 

来年の抱負は、日に日に後悔を増やさないように、ちゃんと終電の時間に合わせて笑いあってさよならして、意味がある憂いをしっかり酒で流し込んで、花束ではなく酒瓶を抱えて歩こうと思う。

ただ今のところの予想だと、僕らは変われないので、またくだらない話をだらだらと垂れ流して、哂い合っていられればいいかな。

 

それでは!バイバイ、ありがとうさようなら2017年。なんだかんだ良い年だったよ。だけどクセが強い1年だったね。今日はたらふく酒を飲んでシングルベッドで眠ろうと思います。 

2016年とかいう年

2015年の12月末にこのブログを始めて、だらんだらんと書いては消し、書いては消していたら、結局月イチペースなんて達成もできず、さして自分を振り返る為にもならないという、くだらないブログ(というよりもはや落書き)が出来上がってしまった。

けどまぁ始めたきっかけの年の瀬振り返りコーナーなのでやっておこうね。

 

1月はとにかく酒を飲んで、たしか京都に戻ってくるのが遅れるという事件があった。夜行バスを取っていたけど、このまま夜行バスに乗ったらおそらく体内の何かが全部出るだろうということでキャンセルした。お父さんごめん。

京都に戻ったら戻ったで年始にかまけて美味しいご飯と酒。通天閣を初めて見て、「おぉ、これが」としか言えなかったり、天ぷらを食べに行って枝豆を掴み取りしたりした。たしか真面目に志望職種の相談とかしてた気がする。

2月は特に何かあったわけではないけど、パチンコで2万負けた。以来ギャンブルはしていないけど、この前バイト先の社員さんが競馬とパチンコ、スロットは任せて!って言ってたから危ないかも。ちなみに月末には高校の同級生カップル達とご飯を食べ、独り身を笑われた。ちょっとそういうとこ気を遣えよ!ともならず、気の置けない友人というのは本当によい。

3月には先輩達が卒業して行った。おいおい待ってくれ、先輩を舐めプしてなんとかなってたけど俺の居場所どうなるんだ!と不安にかられたけど、これが案外なんとかなる。なぜなら自分が先輩にしてきた舐めプを自分が後輩にやられるようになるのである。時の流れは無情で、回る回るよと誰かが歌っていたように人の行いも巡るんだね。

4月は東京に行って、就活始まりよった〜!と思いながら酔った。ES書く手が震える程度には酔った。ばか!

んでゴールデンウィークに実家に帰り、実家最高!両親大好き!のモード。今思ったけど俺両親のこと好きすぎでしょ。そのまま車で京都に親も来て、鞍馬山に登った。義経鞍馬天狗が剣術を教えたんだっけ?さすが鞍馬天狗、ブーストかけたキラーは強くなるもんね。倉庫番だけど。(わからない人はモンストするなよ!)

6月、そろそろ内定が欲しい時期に、友人の彼女の家にひとりぼっちにされた。なんのギャグ?どういうお笑い?ってなった。筑波大学広すぎでしょ。セグウェイ走ってるやん。しかしまぁ内定がなんとか出た。ほんとに最後の最後のチャンスでの内定だったので、親としてはかなり不安だったみたい。

7月、全部内緒で実家に帰った。帰ることも、内定があることも内緒で、父親が帰宅したくらいの時間に、「宅急便でーす」って言って帰ったら、玄関のドアを開けたお父さんが3秒くらい固まってた。で、夕飯の時間に深妙な顔で、就活なんだけどちょっとこれ見て欲しくてさ・・・って内定通知見せたら、両親泣いちゃってご飯食べれなくなってた。俺は就活始まる時からこのドッキリをすると決めていたんで、大成功ではあったけど、未だに怒られる。悪趣味すぎ!って。お二人の息子でござるよ。

あと、親友が突然結婚するとか言い出したので、人を驚かせると自分が驚かされるんだな、と。巡りすぎでしょ人生。

8月はマーケコンペがあって、この辺から本格的に後輩をかわいいかわいい言う遊び始まった。いやほんとにみんなかわいいんやで。ただ言いすぎて脳のブレーキとか効かなくなって来ている。まぁ、事実は声に出すべきだよな。

んで、9月はラストの沖縄合宿で、めちゃめちゃ楽しんだ。あれ?俺わりと広研好きじゃん!とか思った。髪の毛紫にしたり、ウシジマくんに影響されたり、男子飲みで意外とおとなしかったり、そして輝くウルトラソウル。良さの極みという感じ。終わってすぐ実家に帰って、俺の誕生日に家族で泥酔。ひどいもんだ。というか人生半分くらい過ぎた両親を朝まで飲ますのは危ないかも。もっといたわらなきゃ。

10月は何してたかな、なんかカラオケ行ったりカラオケ行ったりカラオケ行ってた。シルクドソレイユ凄かったのも覚えてる。めちゃくちゃでけえパフェ食べに行って、俺はアイスコーヒーしか飲まなかったけど、楽しかったからよし!よう食べはりますねぇ。

11月、卒論やべえやべえの時期。tab?pwcorr?ていうか反転尺度ってなに?みたいな。ずっとヘラヘラしてたからゼミのみんなには多分引かれてたな。こいつ卒業する気無いのかと思われてそうだった。あと、めちゃくちゃお世話になってる先輩の結婚式でケーキ入刀してきた。いや、マジで。ショートケーキに。独りで。あと街ブラロケは最高。

12月になりラーニングコモンズの底力を知る。夜までやってること知らんかった。で、卒論提出記念に酒を飲み、クリスマスイブに酒を飲み、クリスマスに酒を飲み、一旦休んで酒を飲み記憶をなくし続けている。脳よ、許しておくれ。きっと君はまだまだできる子だ。酔って散財する快感は何よりも楽しいけど、終わった時の虚無感が凄い。完全にアレと同じじゃん。どれとは言わないけどさ。さてさてこれから大掃除の仕上げと年越し集会でござるよ!

 

美味しいお酒とご飯を2016年の目標にしたんだけど、かなり達成したな。というか去年の俺は内定とか卒論とかを目標にすべきだと思うけど、そこんとこどうなの。

来年になって少ししたら俺もついに社会人で、今年遊べた人と遊べなくなって行くと思うと、めちゃくちゃ寂しいけど嬉しくもある!

その分一回の遊びの密度が上がると思うと楽しみだし、最近どうなの?ってたくさん聞きたい。

総評としては、激動の一年だったなというかんじ。可能性∞やね。いろんな人と遊び過ぎて色んな人と、すれ違ってる〜!?とか思ったけど、結局最後は振り返って気付くように、全部が全部楽しい思い出になっている。お酒でなくなった記憶も、一晩寝たら少しずつ思い出したりして、酒をめちゃくちゃ飲んだ日からずっと、何かを探している状態なんだけど、たぶんなんでもないやって事なんだろうな。

で、なんでもないようなことが幸せなんだと思うようになるのが2017年。多分学生時代よりもたくさんのトラブルがあるんだと思うけど、出来ればToLOVEるも起こってくれないと、そろそろ限界かなぁ。いや、一応今年そういうこともあったけど、情けないタイプのToLOVEるだしやめとこう。

 

来年は美味しいお酒をゆっくり飲む姿勢を身に付けようと思います。

皆々様の良い年末、良い2017年を願いまして、以上じゅんぺでした!

 

知らん宮城のおっさん

最近はよく、自分が何を考えていたか、何を見ていたか、何をしていたか分からない瞬間に立ち会う事がある。
ジムでジョギングをしていたら、イヤホンからまったく知らない曲が流れていたり
待ち合わせをしていたら、大きかったはずの氷がいつのまにか小さな結晶になっていたり
新幹線に乗っていて、気付いたらとなりのおばあちゃんが爆睡していたり
いつ吸い出したかもわからないタバコが、ほとんど灰になっていたり。

 

あれ、何してたんだ俺、今。
まあいいか、別に。

 

多分よくないとおもうんだよな。
今の自分は人生の中で一番交通事故に遭いやすい状態だと思う。

 

まぁ、交通事故ではないんだけど事故みたいなもんには何回か遭遇している。
今日は東京駅で事故にあった。

 

ぼうっと東京駅の丸の内北口で座っていたら、知らないおじさんに話しかけられた。

 

「すまん、交番の場所知らんか?」

 

いや、このでっかいキャリーケース見て俺が地元民じゃないってわからんかね、おじさん。靴ぼろぼろだし、片手にストロングゼロ持ってるじゃん。自首でもすんのかな。

 

「いや、知らないっすね、すいません」

 

「だよな!わからんよな!」(じゃあ聞くなよ)
「しっかし今日は暑いな!」

 

「はぁ、暑いっすね」

 

イヤホン片耳にしたままで、これ以上俺に関わるなよ、こわいよ、と思いながらおじさんを見ていたら、タクシーの運転手に場所を聞きに行っていた。まぁそれが一番いい手段だよね。俺に聞いた時間ぜったいに無駄だったよね。

 

「いやあタクシーの運転手はすごいな!すぐ教えてくれたわ。銀行はあっちだってよ!」

 

いや待ておっさん。お前俺には交番の場所聞いたじゃねえか。銀行の場所聞いてどうすんだよ。交番の場所を聞いて交番に行って、そこで銀行の場所聞こうとしてたのか?じゃあまず俺にも銀行の場所を聞いてこいよ。いや、というか俺に聞くなよ。

 

「しかし兄ちゃん、育ちがよさそうだ。ま、俺ほどじゃねえけどな。俺は宮城の生まれでな、どうも関東の暮らしは気に入らねえ。みんなが時間に追われてよぉ、みーんな時計と携帯電話だよ。なあ?」

 

なあ?じゃないんだよ。俺は春からそんな街で働くんだよ。俺も時計と携帯電話なんども見てるだろ。煽ってんのか。

 

「兄ちゃんは学生の時なにしてたんだ?俺は経済系でよ、あれは日銀じゃねえぜ、わかるか?ドルは102円だってよ、115円はねえと日本はやってけねえよなあ。お前電電公社って知ってるか?」

 

ドルの話はなんなんだよ、さらっと入れてくんなよ。なんの箸休めにもなんねえよ。あとまだ学生だよ。間違えんな。

 

「ああ、昔の、取次式の電話とか、聞いたことありますよ」

 

「おお、知ってんのか!あれはなあ、いい女じゃねえとあの仕事が出来ねえんだぜ。あの差し込むやつな、あれはいい女がやる仕事だ」

 

なんだよ差し込むやつって。わかんねえよ。まず電電公社だってちょっと聞いたことあるくらいなんだよ。広げるなよ。

 

「あっはい久方ぶりでございます。今東京駅に着きましてね、いやいや、20分くらい歩けるよ。いや、冷静に聞けって言われても俺は酔っ払っとるからね、いやだから15分くらい歩くよ、え?メトロ?いやだから歩けるよ」

 

急に電話し出すなよ!!!!
じゃ、待ち合わせなんで、って言って席立とうとしたとこだろ!タイミング困るんだよ!あとお前その片手に持ったエコーを今吸い出したら怒るぞ、やめろよな。

 

まあいいや、トイレ行こう。もうおっさんの話し相手にはなっただろう。

 

んでトイレ行って帰って来たら、おっさん改札の向こうに消えていった。

 

歩かねえのかよ!!!
あとそこメトロじゃねえよ!!!!
ストロングゼロを捨てろよ!!!!!!

 

っていう、事故にあった。
昼間にストロングゼロやら氷結やらを片手にぼろぼろの靴とよれよれのTシャツを纏ったおっさん、ほんとなに考えてるか分かんねえな。

 

でも俺もなに考えてるか分かんない時増えてきたし、もしかしてあのおっさん、俺に同類の匂いを嗅ぎつけて話しかけてきたのかな。

 

いやいや、エコーとハイライトじゃ匂いは全然違うだろ。

 

とか思いながら友人とご飯を食べて、5時間も東京で暇になってしまったので荷物も重たいしヒトカラをした。

50曲くらい歌ったわけだけど、ライブ2回分くらいやってるじゃん。嘘でしょ。

その途中で機材トラブルがあって、隣の部屋に移ってくれとの指示が出たので部屋を移動した時、ちょうど他の部屋からヒトカラを終えて出て来たのがとある有名人で、有名人もヒトカラするんだ!!!!!ってびっくりしてしまった。

写真撮って貰えばよかったな、いや、そこまで興味ないからいいか。

 

でもやっぱ、おっさんも有名人もみんな案外おなじように人間なんだな、俺も例外じゃないんだな。

 

2回もライブをしてきたのでこれから打ち上げです。お酒を、飲むぞ。
しかし最後の方ガラガラになった声で無理やり歌ったけど、叫び声って採点に反応しないんだな。
俺必死に声出してるのに採点ビクともしないから、俺もしかして死んだのかと思ったけど、声出ね〜!って笑ったら採点動いたし生きてるみたい。

 

 

おっさん、ちゃんと銀行、行けたのかな。

 

前言撤回のお知らせ

親友が籍を入れるらしい。同級生が結婚だなんて早いもんだなと思ったけど、別に不思議じゃない年齢に自分もなっているわけだから驚きだ。
いつだったかのどこだったかに書いた「25歳までに結婚」という宣言はここに撤回の旨を記して終わりにさせていただきたい。
なんなら結婚というイベントは僕の一生分のスケジュールから除外していただいても良い。
神父さんの、誓いますか?という言葉に対して、僕は絶対に一瞬躊躇ってしまうと思う。えっ、破ったらどうなりますか?って内心思いながら、はいと答えそう。あんな誘導尋問はこの世で他にないんじゃないだろうか。
とりあえず生ビールで、くらいの感覚でとりあえず誓っとく人も居そうだよね。

籍を入れる友人と新宿で酒を飲んだ。高校からの悪友で、やっぱり飲んでいてもバカな事ばかりしている。言ってしまえば「合法で酒が飲める高校生」みたいなノリで、最終的にはスパークリングワインをこぼされてびしょびしょになりながら〆のラーメンを食べた。
飲んだ店の店員さんがここ数年で見た人の中で群を抜いて美人で、2人してずっとニヤついていたけど歳を聞いたら1つ下の子だったし、俺は23歳に見えるらしい。妥当だがまだ21歳だよ。20代の2年は大きいよきっと。
あと俺の考える23歳はワインまみれになんかならない。

土曜夜の新宿はいつにも増してアダルトなお店への案内が多かった気がした。
「お兄さん!お姉さんと遊んでかない?」
とか
「お兄さん何探してる?ナニ探してない?」
とか言われる。みんな本当に言葉巧みで、もはや友達になりたいくらいの人がたくさんいる。その中で
「覗き見完全1500円!」という看板が目に入り、なんのこっちゃと思い友人と話していたらその店のおじさんが話しかけてきた。
本当に1500円なのかを聞くと、結局その後でその何倍もお金を取られるんだそうだ。グレーゾーンな話をなんとも屈託の無い笑顔で話すおじさんは、とろサーモンの久保田に似ていた。
そのおじさんと上原亜衣のストリップの話とかもした。僕はもう立派におじさんである。
そんなキャッチのおじさんたちは流石新宿に詳しくて、声をかけてくる人全員にオススメのラーメンを聞いていたら、みんながみんな竹虎ですねと言う。
行ってみたら行列が出来ていて、現地人オススメの店は是非入りたかったけど、並ぶ元気の無さに負けて諦めた。また行くね。

自分にキャッチコピーを付けるとか、大学生活にタイトルを付けるとか、その場で考え付くには難しいような質問に周りがほいほいと答えていくのを見て、かっこいいなと思う。
僕は他の人から見てかっこいいのかなとも思うけど、鏡にうつった僕はだいぶくたびれていたので、確かに23歳に見えると言われても反論できないな、むしろ若めに言ってくれてありがとうねと思った。

あ、ついに僕もアイコス買っちゃいました。スーツににおいを付けずに、人事に印象を植え付けていこうね。

おもちと東京

気持ち悪い話をします。
女の子が口に出す音で可愛いのは絶対に「まみむめも」の5つの音だと思います。特に「む」が可愛い。
怒った時というか、ちょっと機嫌を損ねた時に、「む」の音を発する女の子はきっと可愛いと思う。超筋肉質な体育会系男子は怒ったときに「む」とは言わないはず。言わないでくれ。
ただ一つの音に関しては「む」が最強なんですが、単語で言えば僕のイチオシは「おもち」です。「も」と「ち」の間にある何だかふわっとした、言い表せない音が最高。何人かには話したことがあるけど、100人の女の子が永遠と「おもち」って言い続ける映像があったらお金を払っても良い。
女の子「おもち」
僕「ありがとう」
女の子「おもち」
僕「本当にありがとう」
これが100人続く。社会人1年目にもしも友達100人出来たとしたら、是非それは全員が僕の理想の「おもち」の発音を持ち合わせた女の子であって欲しいと思う。

で、おもちの話は良いとして、最近京都に僕が居ない。東京都には居る。あと新潟県にもいた。
この前二週間ほど東京に滞在していた。幾つかイベントに参加して(決して遊びではない)その時は酔っ払って、泊めてくれていた後輩の家の物干し竿を折ったりして最悪だった。数日間連続でお酒で記憶を無くしたりしていたので、本当に僕の脳は呆れ果てているみたい。
もうこいつは酒飲んだら記憶無くすし、もとから覚えなくて良いだろう。と思われているみたい。
そのせいで同じ映画を3回も4回も見た。ちなみに見たのはアオハライドで、本田翼の学生服コスプレを見ているという感覚だった。正直、あれだけ可愛い女の子が傲慢にならないわけがないし、他の男たちも何故その可愛さに気付かないのか、まったくわからない。
映画やドラマ、アニメには現実味が無い。無いからこそ現実逃避できたり、感情移入が美しい形で行えるから感動したりするわけだが、絶対にその瞬間、自分を美化してしまっているので、そんな自分を鏡で見たときに愕然とする。美化されたまま生まれてきたかったと思う。
僕は母親のお腹の中で動き回っていたらしく、最終的にはへその緒が首に3重に巻かれた状態だったと聞いている。その当時の元気を是非僕にもう一度与えて欲しいと思うけれど、元気に動き回ればまた何かが自分に巻きついて苦しくなるんだったら勘弁かも。
大学に入って、サークルやらバイトやら、友達やら恋人やら、色々な付き合いがあることを知った(高校の頃も知っていたけど)。ただ色々と動けば動くほど、面倒事やらトラウマやら、そんなものが自分に巻きついて来たみたい。
高校生の時もまさにそれで、さっさとそれを解きたくて知り合いのいない地方、大学に進んでみた。
大学で絡みついた色んなものも、社会人になったら解けるのかなあ。どうだろう。こればっかりは分かんないね。お酒が入っていないときは人よりは記憶力が良い方なので色々と難しい世界です。
お酒を飲んでいるのが人生の半分くらいで、その時間は記憶力を使ってないから、お酒を飲んでいないときは人の倍くらい記憶してるのかも。まぁ、覚えているものと言ったらスーパーのポップの変な誤植とかだけど。

実はまた東京に来ていて、暑くなりすぎないうちに新宿御苑に行ってきた。ゆきのさんは居なかった。かわりに灰皿があったのでタバコを吸ってきた。タバコを吸わないと虫が沢山いて、座れたもんじゃなかった。
昼が近づくにつれてかなり暑くなってきて、日陰で風の通るオープンなカフェに来た。金曜の朝から主婦たちはご近所話に花を咲かせていて、おお、ここにも花金が、とか思いながらコーヒーを飲んでいる。実はコンビニで買った缶コーヒーにほとんど手を付けていないのに。
欲しくて買ったのに、新しくてもっとちゃんとしたものを見ると欲しくなるの、完全に恋愛みたいだなと思ったけど、恋愛してなかった。

最後に、今週のじゅんぺの説
田舎の方が奇抜なファッションの人がいる説!

縁取り合戦

今更ながらトレンチコートを買った。今更だったから安かったけど、ずっと欲しかったのでとても嬉しい気分になっていたら、生地の素材がものすごく滑るのでリュックがすとんすとんと落ちてしまう。超なで肩みたいに思われてしまう。なで肩でも別に良いけどなで肩じゃないはずだからなで肩って思われるのはちょっと嫌。まぁ書類選考の代わりにリュックが落ちてくれてると思うことにした。受験の時「落ちる」という単語は縁起が悪いなんてみんな言ってたけど、どっちかと言えば代わりに落ちてくれてると思えばラッキーに思えるし、キットカットの方が「足切りされるよきっと」みたいな感じがして嫌だった。センター試験会場で高校の担任やら予備校の先生やらがキットカット配ってたけど、俺は絶対に貰わんぞと思ってた。面倒見てくれた人から最後に「落ちろ」ってお菓子を通して伝えられるの地獄でしょ。あと甘いもの要らないからってのもあった。

今回はご縁が無かったということで、っていう文面のメール来たことない。落ちてないんじゃなくて、厳正な審査の結果、今回はご期待に沿えない形となりましたとか、採用を見送らせていただく形となりましたとかをよく見る。よくと言っても2つくらいしか見てない。まず数を出してないだけなんだけど。まぁよく考えたら縁があるかどうかって神頼みな感じだし、一方的に相手から「縁がない」って言われるのも変な感じだよなあと思った。
プレエントリーしてエントリーシート出して説明会に顔出してグループディスカッションしての縁取り合戦(ここ早口ラップみたいに言えそう)の最中に僕はひとつ気づいたことがあるのだけど、女の子は凄い!ということ。
この前グループディスカッションに参加したんだが最終的に俺たちの発表は2分間でヒーローショーを演るという発表になった。俺は悪役。悪役3人とヒーロー3人で1人が司会だった。他の悪役2人はカッコ良い必殺技で倒されてたのに、俺だけ正面から突き刺されて殺られるという華のない最期だった。他のグループはしっかりとビジネスプランを企画書仕立てて発表していたのに俺たちがこんなで人事も相当面食らったはずだけど、やはり相手はプロで「それっぽい」講評をくれる。悪ふざけが第三者によって正当化されるという素晴らしいシステムを見た。その調子で俺の昼夜逆転生活もそれっぽく正当化してくれないかなあと思う。
で、何故女の子が凄いかというとそのグループディスカッションのたった30分ほどの付き合いでも、記念に写真撮りましょうと言われたからである。鍵付きのインスタに載せるんだってさ。僕はその画像貰ってないし今後会うこともないだろうけど、リクラブのプロはそこでちゃんと画像送信のためと言ってLINEを交換するんだろう。ふざけるな!

就活していて楽しいのはやっぱり、企業の人事の女性は可愛いか綺麗というところ。いくつかの説明会しか行ってないからサンプル数的にデータが有意でないかもしれないけど(メディア学科っぽい!)でもやっぱり人事の女性は可愛い。
就活は恋愛みたいなものとか聞くようになったけど、人事の女性が可愛すぎて就活で恋愛したいと思ってる。

夏のインターンぶりに東京行きが決定した。ついに始まりました交通費用投げ捨て大会。さようなら野口、樋口、福沢。今は平等院さえ愛しいし、アルミは1グラムより重く感じるよ。インターンの面接の頃からそうだけど東京でひとつ予定が決まるとその周辺で何か予定が入ることが多い。神様は俺のスケジュールだけはよく見てくれてるみたい。
東京民、よく見ろこれが俺たち関西人(僕は新潟人です)のICカードICOCAだ!ってやってこよう。でももし観察力の高い人に見られて関西の方ですか?って聞かれたら新潟の人ですと答えよう。東京民の頭をこんがらがらせてやるぜ。こんがらがらせるって日本語合ってる?混乱させてやるぜで良いか。俺がこんがらがっている・・・。

最近変な夢をよく見るんですがこの前見た変な夢は大学の仲間と修学旅行に行ったら俺だけ移動手段がチャリというものでした。
あと相変わらず夢の中で俺が運転する自動車はブレーキが壊れている。もし将来可愛い彼女をドライブデートに誘ったらブレーキの点検はちゃんとしようと思う。
デートで俺だけ移動手段がチャリだったら嫌だな。

証明写真もブス

就活始まったらしい。いい加減にしてほしい。関東と関西では就活のイントネーションが違うんだってさ。

あまたつのイントネーションが関東で、鏡月のイントネーションが関西らしい。
就活って単語を知ったのが大学に入ってからなので僕は鏡月のイントネーションで話している。就活生の多さに悪酔いしそう。
証明写真を撮らなきゃいけないとずっと思っていて、やっと撮ったらめちゃくちゃブスだった。知ってたけど知ってることを突きつけられると落ち込むもんだなあと思う。店主さんがめちゃくちゃ良い人だったけど、十数枚撮った写真の8割で左右の目の大きさの非対称っぷりを発揮してしまった僕は消去法で写真を選ぶしかなかった。
あ、イケメンと美人って得だよなと思った。俺が人事なら美人を積極的に採用するし、新川優愛みたいな人ばっかり採用したい。R1はザコシより新川優愛の笑顔を見ていた。ありがとう美人、ありがとう。
橋本マナミと酒が飲みたいと思ってやまないわけだが、本人がなんやかんやエゴサでここにたどり着いて連絡をくれたら最高なんじゃないかと思う。本当に何もしないからお酒を飲む僕のとなりで、テーブルから落ちそうになったおしぼりを少しどかすくらいのことだけしていて欲しい。最高。
証明写真を撮るとき、意外と注文が入ることに驚いた。もう少し口角をあげて、ニコッと、目を開いて、目力を!とのこと。
要するに俺の普段の顔は、笑顔と目力のない顔だということらしく、そりゃ第一印象が断トツで「怖い」に統一される訳だと納得した。目つきだけジャックナイフなの良くないね。
撮り終わった僕は疲れてHUBに来た訳だけど、開店とほぼ同時に喫煙席に座ったら誰も他に来る人はいなくて、寂しいというよりもはや秘密基地のような感覚だった。でも今二人組の男が来て、プライベートに踏み入られたような感覚になっている。さっきAmerican Idiotが流れていたのでチャラにしてあげるけど、知らんEDMなんかが流れていた日にはきっとHUBが血で染まっていたと思う。僕の吐血で真っ赤になってたと思う。
 
おい男二人組、ちらちらこっちを見るな。ちらちら見て良いのは高校生の初々しい恋愛だけだぞ。友達以上恋人未満の高校生同士だけ。
確かに着慣れていないスーツであからさまに就活生の俺がこんな時間からHUBで酒を飲んでいたら「アホか」と思うのは分かるが、それを忘れたくて俺はここにいるんだからその些細な視線と仕草で俺に現実を投げつけるな。
 
思ったことをちゃんと言わないといけないなと言う話をします。
嫌なことから逃げるために思ったことを話さず、下手に嘘をついていると、嫌なことより更に困った事態に陥ることになるということを最近実感している。
思ったことを言わずに隠した瞬間に負け戦になってしまう。負け戦の大学生活を過ごしてきた。ものすごくたくさん嘘をついてきたし、その分あとでたくさん困ってきた。嘘も方便って言った奴はどこの誰なんだ、一回ビンタさせてくれ。
 
お酒が美味しい季節、桜が咲き始める季節が近いので、僕は是非金麦を飲みつつ雨の日に桜の花びらが雨に打たれて落ちるのを見ながら、ぜったい秒速10センチメートルくらいあるだろと呟きたい。多分踏切の向こうには誰も居なくて、何もない日に歩き出すしかないんだと思う。でも完全に今僕はたかきくんが仕事をやめた直後くらいの生活しか出来ていなくて、それなのに心の距離が近くなることがなかったとメールしてくる人もいない。終わっている。
そうやってずっと1人で、生きてくんだとしたら、せめて葬式では秦基博じゃなく大江千里のRainを流して欲しいと思う。
 
ブスでもなんとか見れる顔にしてくれる自撮り専用アプリ、最高〜!